パイプひずみ計
地すべり発生地点に埋没し、地すべりの位置、活動状況、全体の形状などを調べるために使用する計測器。

原 理

ボーリング孔に挿入、固定した塩ビパイプの柔軟性を利用し、地すべりの活動によってパイプに生じるたわみ(曲がり)をパイプに貼り付けたひずみゲージによって検知することにより、地盤の動きをとらえることができる。地すべりの活動状況、発生機構などの判定を目的としている。

構 造

塩ビパイプに表裏2枚(2ゲージ)のひずみゲージを貼り付け、そこから地上に向けコードを伸ばしてある。ひずみゲージを貼り付けた箇所に念入りな防水加工を施し、地下水などの浸入を防ぐとともに、十分な絶縁性も確保されている。パイプに外部から力が加わるとパイプが曲がる。その曲がりをひずみゲージで検出し、ひずみ値として出力する。片側に圧縮、反対側に伸びのひずみを発生(技術資料参照)するため、出力は2倍となる。


特 徴

パイプひずみ計は非常に高感度で、わずかな地中の変動をも検出することができる。これにより、地すべりの進展状況が推察でき、地すべり方向の断面で数箇所ボーリング孔に埋没し、各項のひずみ(曲がり)の最も大きい地点を結べば、すべり面の位置(深度)と全体の形状を知ることができる。またその性質から、未知の地すべり面を見つけることも可能である。



地すべり現場でパイプ歪計を設置
<地すべり現場でひずみ計を設置>
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